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Live Report ~ FLY HIGH BBQ 2021

非常事態宣言も解除され、みんながホッとひと息ついて落ち着きを取り戻して来た10月第4週目の週末、大っぴらには公表されていなかったけど、湘南の音楽好きだったらみんな知ってた「Fly High BBQ」が茅ヶ崎の通称Fly High Beachで決行された。

POWPOW Onlineでは2日目の10月24日日曜日に遊びに行かせてもらった。当初の天気予報の「曇り&寒い」を吹き飛ばす気持ちのいい秋晴れの下、多くの湘南ファミリーが、自粛生活から解放され、久々の再会と最高のライヴを楽しんだ1日となった。コロナ禍での息の詰まる様な閉塞感や、言い様の無いBad Vibesを吹き飛ばすべく立ち上がったMr. Stone(Stoned Rockers / Green & Beach Studio)にマジ拍手喝采、最大感謝なのである。

Fly High BBQとは、今から11年前、2010年、茅ヶ崎海岸の某場所で行われたゲリラ的なバンドによるライヴ・ショー、あ、いや、ただのBBQのこと。筆者はその時も訪れているのだが、小雨の降る中、Stoned Rockersのバッキングの演奏の中、湘南アーティストに加え、Papa U-Gee、Machacoなども参加し、そのストリート感であったり、相模湾を目の前にした「これぞ茅ヶ崎!」的なローカル愛溢れる一体感に大いに感動したのを覚えている。

そもそもFly High Beachの起源は、23年前に鵠沼で開催された「湘南Bay City Hardcore」というギグまで遡るらしい。Mr. Stoneに説明してもらった。

サーフ・パンク・バンド「No End Why」(ムトちゃんとアキラのバンドだね)と、悪名?高き「StoneHeads」(代々Stoneの文言が付きます)と、お馴染みレゲエ・サウンド「Murder One」の無鉄砲の立案で企画されたそのライヴは、ライヴ・ハウス善行Zの機材/PA技術の全面協力を得て実現に漕ぎ着けたのであった(無許可で、23年前に)。

そしてそのライヴはその翌年から「Fly High Beach」と名を変え、茅ヶ崎海岸、裏パークで続けられた(無許可で)。その後、サーフィン/スケボーの大会「Surf Skaters」が「許可とって一緒にやろう」ということで誘ってくれたので電撃合流!!多くの人がご存知の通り、2年に一度の湘南の風物詩的な大人気イベント「The Surf Skaters / Fly High Beach 」が誕生したのであった。

そうしてFly High Beachのプロジェクトは、「Surfsketers」と同時開催で継続され、我々を楽しませてくれてきた。しかし非合法の、あ、いや無許可のゲリラ・ライヴ「Fly High BBQ」は長い間封印されることとなる。

それが突如復活したのが昨年10月。コロナ禍のBadな感じを吹き飛ばすべく痛快なライヴで我々を楽しませてくれた。それが今年も味わえるとは!正に感謝感激である。

ライブはもちろん入場無料。全てドネーションと音楽愛、仲間愛で成立している。これだけのクォリティのエンターテインメントを最高のシチュエーションで楽しめるのだ。湘南ピープルは本当に幸せである。

TOMBI SESSION with MR.STONE

ローカルのDJ、Selectorたちによるセレクションを挟みながらライヴは進行していく。多くの子供たちが走り回り、大人たちは美味しいお酒で乾杯を交わし、リラックス・ムード。お目当てのバンドやDJが始まればステージ前に駆け寄り、ゆったりと横ノリに揺れる。そんな湘南の日常が戻って来たことを実感する。みんな目尻を下げ、口角を上げ、にっこり。アイリー・フィーリングとは正にこの事である。

LION ROOTS With AKAME ROCKERS

ステージ前で打楽器に触れ、バンドと一緒に演奏を楽しむ子供たち。情操教育とはこういうことを言うのだ、と力説したくなるシチュエーション。こんな経験が割と普通の思い出として刻まれていく。君たちがこうしたカルチャーを引き継いでいくのだ。そうなれば湘南の未来は明るい。

光風トリオ

途中バビロンくんが遊び(?)に来たりもしたが、特に大きな問題もなく素敵な1日は過ぎていった。こうしたことがサクッと楽しめるというその事実こそが宝だ。光風トリオのカッチョいい演奏からMurder One無鉄砲の鉄板ダンスホールに包まれ、夢の様な時間は終わりを告げた。

アイリーがとうMr. Stone!アイリーがとうミュージシャンズ!アイリーがとうDJ、セレクターたち!アイリーがとうみんな!

再会する日はまたすぐ訪れるだろう。